2007年度予算案:2007年度予算案から、国債の新規発行残高・税収・長期債務など日本の財政の状況を検証しています!

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2007年度予算案

2007年度 予算案概要


 2006年12月20日に、財務省より2007年度予算原案が発表されました。小泉総理から安部総理に代わりましたが、改革路背線は継承し、歳出は抑制されています。

 景気回復による税収増に助けられた予算案ですが、税収が増えたとはいえ80年代から90年代初頭のバブル時に税収が増えた結果、無駄なハコモノや公共事業を造ったことは反省すべきです。あいかわらず、借金の構造はほとんど変わっていないため、借金体質が脱却しないかぎり、改革路線が変わるとあっという間に借金が膨らむことになります。



表1: 2007年度予算の財務省原案 概略 
   
2007年度 2006年度 2005年度
長期債務 773兆円 775兆円 774兆円
税収 53兆4670億円 45兆8780億円 44兆70億円
一般会計総額 82兆9088億円 79兆6860億円 82兆1829億円
新規国債発行額 25兆4320億円 29兆9730億円 34兆3900億円





2007年度予算案を考える −新規国債発行額−


 2007年度の予算案を考えてみましょう。2007年度新規国債発行額は、25.4兆円です。新規国債発行額とは、不足する税収を補うために発行する国債、つまり新しい借金で、2005年度の34.4兆円、2006年度は29.9兆円で、2007年度は大幅に改善されています。

 しかしながら、構造改革の結果ではなく、税収増に助けられただけであり、景気が減速するとまた悪化するでしょうか。




図1: 2005年度、2006年度と2007年度のプライマリバランス比較

2005年度、2006年度と2007年度のプライマリバランス比較 日本の財政



表2: 国債の発行状況 〔2006年12月20日 日本経済新聞より〕
2007年度 2006年度 2005年度
新規国債 25兆4320億円 29兆9730億円 34兆3900億円
財投債 18兆6000億円 27兆2000億円 31兆3000億円
借換債 99兆8060億円 108兆2621億円 103兆8151億円
合計 143兆8380億円 165兆4351億円 169兆5051億円




2007年度予算案を考える −長期債務−


 2007年度末の国と地方の長期債務は773兆円です。GDP(国内総生産)に対する比率は148.1%と150%を3年ぶりに下回っています。

 2006年度末の775兆円より改善されているように見られますが、2006年度に特別会計の剰余金を返済に回したことで実際の債務額が減少したためで、前年度より約1%の増加ということになります。



図2: 国及び地方の長期債務残高推移 (財務省ホームページ ”我が国の財政事情について” より、作図)

国及び地方の長期債務残高推移 日本の財政




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