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教育の現状
教育費は、家計のなかでも重要な項目です。しかも、子どもの将来を考えると削減しづらい項目でもあります。しかし、ゆとり教育などの影響で塾通いも増えてきており、教育費は家計を圧迫してきています。
| 〔2005年12月16日 日本経済新聞 (抜粋)〕 |
| 教育費の伸び 消費支出上回る |
小中学生のいる家庭の教育への支出は、消費支出を上回る伸び−。文部科学省がまとめた「2004年度子どもの学習費調査」で、公立の小中学生がいる家庭の学習費総額が7%台の伸びを見せるなど、負担の重さが浮き彫りになった。2002年度から始まった学校週5日制の影響で、塾通いや習い事、スポーツへの支出も増える傾向になる。
■幼稚園から高校まで14年間の学習費総額
| ケース@ (すべて公立) |
: 公立 → 公立 → 公立 → 公立 |
531万2,805円 (+4.0) |
| ケースA (幼稚園だけ私立) |
: 私立 → 公立 → 公立 → 公立 |
586万72,455円 (+2.8) |
| ケースB (高校だけ私立) |
: 公立 → 公立 → 公立 → 私立 |
685万67,274円 (+3.7) |
| ケースC (幼稚園と高校が私立) |
: 私立 → 公立 → 公立 → 私立 |
740万6,924円 (+2.9) |
| ケースD (小学校だけ公立) |
: 私立 → 公立 → 私立 → 私立 |
982万円351円 (+2.4) |
〔2004年度、文部科学省調べ (かっこ内は2002年度調査比伸び率)〕
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小中高の教育費
表1は、文部科学省統計の小中高の教育費です。私立と公立の教育費は約2倍の差があります。特に中学校での差が大きいようです。この数値は年間にかかる金額です。
| 〔平成14年度 文部科学省「子どもの学習費調査」より〕 |
| 表1: 学校種別子どもの学習費総額 |
| 区分 |
幼稚園 |
小学校 |
中学校 |
高等学校 |
| 公立 |
私立 |
公立 |
公立 |
私立 |
公立 |
私立 |
| 学習費総額 |
232,952 |
519,038 |
292,278 |
437,418 |
1,231,719 |
528,195 |
1,030,569 |
| 内訳 |
学校教育費 |
124,112 |
346,134 |
53,448 |
129,082 |
929,242 |
339,444 |
785,786 |
| 学校給食費 |
14,871 |
27,322 |
39,302 |
34,015 |
3,598 |
− |
− |
| 学校外活動費 |
93,969 |
145,582 |
199,528 |
274,321 |
298,879 |
188,751 |
244,783 |
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| ※ 平成14年度年間額 |
表2は、学年別の教育費ですが、公立の場合、少しずつ費用が上昇しています。私立の場合中学校の1学年目の負担が大きいです。
| 〔平成14年度 文部科学省「子どもの学習費調査」より〕 |
| 表2: 学年別の学習費総額 |
| 区分 |
公立 |
私立 |
| 幼稚園 |
3歳 |
− |
502,204 |
| 4歳 |
207,333 |
508,887 |
| 5歳 |
253,057 |
541,354 |
| 小学校 |
第1学年 |
318,134 |
− |
| 第2学年 |
232,455 |
− |
| 第3学年 |
265,176 |
− |
| 第4学年 |
283,975 |
− |
| 第5学年 |
304,451 |
− |
| 第6学年 |
349,024 |
− |
| 中学校 |
第1学年 |
450,247 |
1,556,755 |
| 第2学年 |
373,720 |
1,062,137 |
| 第3学年 |
488,045 |
1,078,442 |
高等学校
(全日制) |
第1学年 |
590,820 |
1,251,139 |
| 第2学年 |
501,329 |
890,947 |
| 第3学年 |
493,052 |
943,591 |
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表3は、学習塾の教育費用の分布です。意外と塾に通っていない率が大きいです。中学校がもっとも塾通いが多くなっています。高等学校では、分布のバラツキが大きくなっています。進学か就職かなどの進路のためか、勉強に対する意欲が減ったということが考えられます。
| 〔平成14年度 文部科学省「子どもの学習費調査」より〕 |
| 表3: 学習塾費の金額分布の状況 |
(単位:%)
| 区分 |
幼稚園 |
小学校 |
中学校 |
高等学校(全日制) |
| 公立 |
私立 |
公立 |
公立 |
私立 |
公立 |
私立 |
| 計 |
100.0 |
100.0 |
100.0 |
100.0 |
100.0 |
100.0 |
100.0 |
| 0円 |
84.1 |
83.2 |
61 |
25 |
45.1 |
61.7 |
54.7 |
| 〜1万円未満 |
3.8 |
2.8 |
2.9 |
1.2 |
3.2 |
4.2 |
2.5 |
| 〜5万円未満 |
6.4 |
5.3 |
9.9 |
8.5 |
8.9 |
5.9 |
6.5 |
| 〜10万円未満 |
3 |
3.4 |
9.8 |
10.7 |
7.4 |
6.1 |
7 |
| 〜20万円未満 |
2 |
2.5 |
9.3 |
20.9 |
13.5 |
8 |
8.5 |
| 〜30万円未満 |
0.4 |
0.8 |
3.1 |
14.7 |
10.8 |
4.9 |
6.5 |
| 〜40万円未満 |
0.2 |
1.1 |
1.2 |
8.9 |
5.4 |
3.8 |
4.8 |
| 〜40万円以上 |
0.1 |
1 |
2.7 |
10 |
5.7 |
5.4 |
9.4 |
支出者平均額
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5万7000円 |
11万4000円 |
13万円 |
21万5000円 |
19万3000円 |
19万1000円 |
24万1000円 |
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| * 黄色の囲みは、0円帯を除く、最多金額帯です。 |
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大学の教育費
表4は、大学の教育費です。国立と私立の差よりも、自宅通いか下宿(現在では下宿はほとんどなく、結構いいマンションに住んでいる学生も多いようです)かの差が大きくなっています。
| 〔生命保険文化センターHP より 〕 |
| 表4: 大学の教育費 |
| ー |
国立 |
私立(文科系) |
私立(理科系) |
| 自宅(4年) |
下宿(4年) |
自宅(4年) |
下宿(4年) |
自宅(4年) |
下宿(4年) |
| 受験関連費用 |
133,700円 |
269,800円 |
187,800円 |
265,600円 |
187,800円 |
187,800円 |
| 入学金 |
282,000円 |
282,000円 |
439,381円 |
439,381円 |
509,852円 |
509,852円 |
| 入学時諸費用 |
333,200円 |
1,259,800円 |
324,300円 |
1,202,100円 |
324,300円 |
1,202,100円 |
授業料・
生活費 |
4,631,200円
(*1) |
7,551,600円
(*2) |
6,423,160円
(*3) |
9,488,360円
(*4) |
7,372,756円
(*5) |
10,437,956円
(*6) |
| 合計 |
5,380,100円 |
9,363,200円 |
7,374,641円 |
11,395,441円 |
8,394,708円 |
12,415,508円 |
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| *1: 1,157,800×4年 *2: 1,887,900×4年 *3: 1,605,790×4年 *4: 2,372,090×4年 *6: 2,609,489×4年 |
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教育費について
小中高の教育費用について、突出して支出することはなく生活費から捻出しなければなりません。ただし、私立では寄付金などの出費も考えらます。また、無理をして私立に通わせると、見栄も張らなければならなくなります。大学では出費も大幅に増えてきます。
教育については、家庭ごとに考え方がさまざまと思います。無理をせず、見栄を張らず、家庭内でのコミュニケーションを!
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