金利について:金利は景気・株式市場・為替などに影響します。金利とは何かについてわかりやすくご説明します!

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金利について

現在の金利状況
 日本は、超低金利の状況が続いています。しかし、いつかは金利上昇に向かうでしょう。金利上昇とインフレは密接に結びついています。金利動向は、今後のライフプランを考える上で、大変重要となってきます。

 2004年6月に、3月時点1.2%だった長期金利が1.9%となり、金利上昇局面かと思われました。これは、4-6月期のGDPが好調で、日銀の金融緩和解除の動きもありましたが、9月以降景気の先行き不透明感が広がり、見送りとなったようです。

 景気が下降する見通しもあるということは、これまで景気がよかったということになります。本当かなあと疑いたくなります。確かに企業の業績は好調ですが、一般国民からするとまったく、実感がありませんね。今回の金利上昇は、米国の金利高や原油の高騰の影響でインフレ懸念からの金利上昇のようです。とりあえず、日本はデフレ脱却しそうです。



金利が上がると...


 金利が上がるとどうなるのでしょうか。

 金利上昇は、多岐に影響を及ぼします。身近な例ですと、住宅ローンの金利上昇です。つまり、金利上昇は、借金している側にとって、当面の利払いの負担が上昇します。日本は、借金大国ですので、国債の利払いの負担が上昇することになります。財務省によると、2004年度の国債発行額は120兆円(短期国債を除く)ですので、1%長期金利が上昇すると、
1兆2千億円の利払いの負担が増えることになります。これは、あくまでも2004年度の単年度だけの話です。


 利払いの負担が増えるとどうなるでしょうか。

 これが一般家庭であれば、レジャーやお酒などを見直し、何とかやりくりするか、パートや副業で収入の補填をして何とかやりくりするでしょう。これが政府となると、簡単です。借金(国債)を増やし、増税をするです。増税でもっとも手っ取り早いのが、消費税です。現在、税率5%で、税収はほぼ10兆円です。
1%上げると2兆円の税収アップとなります。政府にとっては、打ち出の小槌といったところでしょうか。近いうちに、10%にアップされ、その後、財政の逼迫という名目で、15,20%となっていくでしょう。


 金利上昇の恩恵?
 2004年現在、日本の個人金融資産は、1400兆円あり、そのうち預貯金は700兆円程度です。ちなみに、負債は330兆円あり、そのうち住宅ローンは180兆円ほどです。

 金利が上昇すると、預金や貯金の金利が上がって、メリットもあるのではと思われる方もいらっしゃると思います。しかし、あまり恩恵は受けられそうにありません。基本的には、
預貯金の金利は短期金利、住宅ローンは長期金利と連動しています。短期金利は、企業などへの貸し出し金利となっているため、景気浮遊策のひとつとして日銀でゼロ金利対策がとられています。

 日銀が金利を上げるということは、景気の過熱感を抑える役割もあります。つまり、本格的に好景気にならないと金利を上げにくい状況(少なくともゼロ金利解除)にあるといえます。好景気になると、税収も増え財政赤字も減少し、所得も増えるという好循環になるのですが...





金利に影響を与えるもの


 金利はさまざなものに影響を与えますし、さまざまなものから影響を受けます。実際は、そのとおりに動かないこともあります。これも経済の不思議なところでもあります。金利に影響を大きく与えるのは、「景気動向」「為替動向」「インフレ率」です。


表1: 金利との関係
景気 為替 インフレ
景気拡大 景気後退 円安 円高 インフレ率上昇 インフレ率低下
金利上昇 金利下降 金利上昇 金利下降 金利上昇 金利下降



長期金利と短期金利


 住宅ローン(固定型)などは、長期金利と連動しており、長期金利の指標になっているのが新規発行の10年物長期国債の金利です。普通預金や住宅ローン(変動型)のほとんどが短期金利と連動しており、無担保コールオーバーナイト物(翌日物)がその指標となっています。

 では、金利はどのように決まるのでしょうか。長期金利と短期金利の決まり方は、大きく異なります。短期金利の指標である無担保コールオーバーナイト物は、日銀の金融政策のコントロールで決定されています。現在のゼロ金利政策がそうです。

 これに対し、長期金利は、需給バランスで決まります。長期金利は、新発10年物の長期国債が目安となりますが、国債の需要が高まり、国債の価格が上昇すると金利は下落します。反対に国債の買い手が減り、価格が下落すると金利が上昇します。既発の国債の金利が上昇すると、新規に発行する国債も同等以上の金利を設定しないと売れないでしょう。

 また、長期金利は、インフレ期待でも上昇します。例えば、将来インフレになると予測すると、固定金利の国債の人気は下がり、価格が下落(金利上昇)します。つまり、
長期金利の上昇は、将来のインフレを先取りしているとも考えられます。




名目金利と実質金利


 名目金利とは通常の金利で、実質金利とは、物価上昇率を加味した金利です。例えば、現在(2004年)日本の物価上昇率は、-0.2%で、米国は3%程度となっています。

 これに対し、金利は1年定期で、日本は0.02%、米国は、0.8%程度ですので、実質金利は、日本は、0.22%、米国は、-2.2%となります。インフレ率に、金利が負けていると、銀行には預けないですよね



単利と複利


 「単利」とは、当初預入れした元本に対して利息が付きます。「複利」とは、一定期間における利息を元本に組み入れて再投資します。これを新しい元本として利息を計算します。同一条件であれば、単利商品よりも複利商品の方が元利合計は大きくなります。また、1年複利よりも半年複利、半年複利よりも1ヶ月複利の方が大きくなります。
※複利の効果は係数を参考にしてください






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