インフレとは:インフレとは何か、なぜおこるか、またインフレになるとどうなるのでしょうか!

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インフレとは

インフレとは


 インフレ(インフレーション)とは、物価が上昇しつづける状態のことです。これに対し、デフレ(デフレーション)とは、物価が下落しつづける状態のことです。

 インフレは、
モノの価値が上がり、お金の価値が下がります。

 表1のように、例えば、100万円の現金を持っていたとして、3%のインフレが続くと20年後には、その現金の価値は37万円の価値になってしまいます。また、1年間で物価が数倍上昇するような急激なインフレのことをハイパーインフレと呼びます。1990年代の旧ソ連やトルコなど、また戦後の日本でもハイパーインフレは、現実に起こりました。



表1:インフレ率と現金価値の比較
物価上昇率(インフレ率) 2% 3% 4% 5%
20年後の現金価値の下落率 33% 45% 55% 63%



インフレはなぜ起こるか


 インフレには、「需要インフレ」と「コストインフレ」があります。

「需要インフレ」 通貨の供給が市場の需要を上回ることで発生します。いわゆる、金余り現象で、お金が余ると、モノを購入します。モノの購買の需要が増えることで、物価が上昇します。
「コストインフレ」 「コストインフレ」は、生産コストの上昇で発生します。例えば、原油価格が上昇すると、ガソリンやさまざまな石油製品の生産コストが上昇します。そのため、販売価格も上昇します。




インフレになると


 インフレになると、国債価格が下落し、長期金利が上昇します。長期金利が上昇するとどうなるのでしょうか。

  • 住宅ローンの金利が上昇し、ローン破綻者が増える。
    (固定金利でも、5年固定金利だと、5年後以降の金利が上昇し、支払い負担が上昇する)
  • 日本政府の国債の利払いの負担が上昇する。
    (長期金利が5%になると、国債の利子が税収を超えるといわれています)


 短期金利は、日銀のゼロ金利政策のもと、ほぼゼロとなっています。これは、経済活動を活発させる目的で、ゼロ金利に誘導しているのです。長期金利と短期金利の金利の決定の仕方が大きく異なりますが、長期金利が上昇すると、短期金利も影響を与えると思われます。では、長期金利がさらに上昇し、短期金利も上昇も上昇するとどうなるでしょうか。

  • 国債の下落のため、金融機関に含み損が生じ、国債を手放すことにより、さらなる下落を招く
    (金融危機の再燃)
  • 企業の資金調達コスト上昇のため、競争力が低下し倒産が増える。(失業率上昇)
  • 金利負担上昇のため、借入金が多い企業のなかには、倒産するところもでてくる。(失業率の上昇)
  • 国債の引き受けてがなくなる。(日銀が引き受けるしかない)
  • 円のさらなる下落が生じる。暴落もありえる。


 インフレにもメリットがあります。それは、借金が目減りすることです。770兆円とも1000兆円ともいわれている日本の莫大な借金が目減りするのです。





インフレ対策(インフレ・ヘッジ)


 インフレは、いったん火が付くといっきに上昇することがあり、そのため警戒されています。ハイパーインフレになると、預金などの資産は、あっという間に目減りしてしまいます(物価が2倍になると、現金・預金の価値は半分になります)。これは、ハイリスクの金融商品以下で、ハイリスク、ローリターンとなります。

 インフレ対策は、いつでも動けるように、準備だけはしておきましょう。将来インフレになる、金利が上昇すると考えられる場合、金融商品では、長期の固定金利商品は、絶対に避けなければなりません。インフレの兆候には、
「円安」「長期金利の上昇」「株高」「物価上昇」があります。これに対応する商品がインフレに強いといえます。

円安 円安には、外貨が有利です。米国も財政赤字が深刻です。ドル建てだけでななく、ユーロ建ても検討しましょう。外貨建て商品には、外貨預金、外貨建てMMF外国債などがあります。
長期金利の上昇 預貯金はインフレにはあまり向きません。変動金利商品でも金利の見直しが6ヶ月ごとでは、ハイパーインフレには追いつきません。預貯金は、流動性を考慮しておくことが望ましいと思います。
株高 株式もインフレに強いとされていますが、企業によってはインフレでダメージを受けることがありますので、注意が必要です。優良企業で、かつ内需関連企業ではなく輸出関連企業の方がよいでしょう。個別企業の選択が難しいようでしたら、ETFや投資信託のインデックスファンドもよいでしょう。
物価上昇 インフレは、お金の価値が下がりモノの価値が上昇するので、価値が目減りしないモノの購入もインフレヘッジになります。例えば、不動産や金地金(商品先物ではありません)などです。リスク分散のアセット・アロケーション(資産配分)として考えたほうがよいでしょう。






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