 |
いくらの保障が必要か
入院や通院で支払う金額は、健康保険(国民健康保険を含む)からの支給があり、自己負担は3割です。また、高額医療制度があり1ヶ月あたりの負担に上限があります。したがって、入院時の費用として考えておかなければならないのは以下となります。
- 自己負担分の医療費
- 外来薬剤の一部負担分
- 入院時の食事代(1日あたり780円が目安)
- 交通費などの雑費
- 差額ベット代(*1)
以上に加え、自営業やSOHOの方は、生活費も考慮しなければなりません。(参考:所得補償保険)
なお、給与所得者の方(健康保険加入者)は、病気や怪我で会社を休むと(有給休暇の消化を超えた場合)、「傷病手当金」が支給されます。支給には条件がありますが、給料の60%が最大1年半支給されます。
| *1 |
差額ベット代 |
|
差額ベット代は、個室など保険範囲外に発生する費用のことです。差額ベット代が発生する病室は、正式には「特別療養環境室」と呼ばれ、この差額ベット代を徴収できる病室には、以下の決まりがあります。
- 病室の面積は、1人当たり6.4u以上であること。
- 1病室の病床数は4床以下であること。
- カーテンなどで仕切られていること
-
私物の収納設備・個別照明・椅子などが備えられていること
上記の規定を見ると、個室ではなく4人部屋でも条件を満たしていれば、差額ベット費用が発生することになります。しかし、勝手に差額ベット代を徴収することはできません。差額ベットの請求は、次の場合にはできません。
- 同意書による同意の確認を行っていない場合(同意書に差額ベット代の記載がない場合も含まれます)。
- 患者本人の「治療上の必要」による場合(救急患者、重病患者など)。
- 感染症にかかる恐れのある患者。
- 病院等の管理上の必要性が生じた場合
実際は、差額ベット代が発生する部屋しか空いていないこともしばしばあります。その際、必ず説明がありますので、患者さんの状況を見て判断しましょう。しかし、検査などかかっていて、差額ベット代のため別の病院を探すのも難しい場合もあります。そのため、差額ベット代を医療保険でカバーすることになります。
|
入院時の自己負担額で平均は26.3万円(表4参照)で、1日あたりの自己負担額の平均は、14,654円です。意外と1日あたりの自己負担額は多いようです。また、入院日数の平均は、28.2日ですが、61日以上入院された方が8.9%います。
このことより、日額の給付は、10,000〜15,000円、1入院の日数は、60日は必要と思われます。
表4: 直近の入院時の自己負担費用 〔生命保険文化センターHPより〕
| 2万円未満 |
2〜5
万円未満 |
5〜10
万円未満 |
10〜20
万円未満 |
20〜30
万円未満 |
30〜50
万円未満 |
50〜100
万円未満 |
100万円
以上 |
平均
(万円) |
| 1.4 |
7.5 |
19.5 |
27.1 |
16.6 |
15.5 |
6.8 |
5.6 |
26.3 |
表5: 直近の入院時の1日あたりの自己負担費用 〔生命保険文化センターHPより〕
5,000円
未満 |
5,000〜
7,000円未満 |
7,000〜
1,0000円未満 |
10,000〜
15,000円未満 |
15,000〜
20,000円未満 |
20,000円
以上 |
平均
(円) |
| 11.6 |
11.8 |
15.9 |
25.9 |
13.0 |
21.7 |
14,654 |
表6: 疾病入院給付金日額(全生保) 〔生命保険文化センターHPより〕
3,000円
未満 |
3,000円〜
5,000円未満 |
5,000円〜
7,000円未満 |
7,000円〜
10,000円未満 |
10,000円〜
15,000円未満 |
15,000円
以上 |
平均
(円) |
| 2.7 |
8.4 |
29.0 |
9.1 |
26.2 |
16.9 |
9,222 |
表7: 直近の入院時の入院日数 〔生命保険文化センターHPより〕
| 5日未満 |
5〜7日 |
8〜14日 |
15〜30日 |
31〜60日 |
61日以上 |
平均(日) |
| 8.5 |
16.7 |
26.4 |
28.6 |
10.8 |
8.9 |
28.2 |
|
|